寺院仏具の納品実績

西福寺様
西福寺様

翠光堂では、寺院様よりご愛顧いただき、様々な寺院仏具を納入させて頂いております。
納入させて頂いた寺院仏具をご紹介致します。

 

寺院仏具とは

寺院仏具は大別すると①荘厳具、②供養具、③梵音具、④僧具、⑤密教具などに別けられます。

①荘厳具
荘厳とは仏の浄土の荘厳であり、種々の宝玉や花樹、宝蓋、幡、瓔珞等で美しく浄らかに飾ることを意味します。

②供養具
供養具とは、香、華、燈をもって供養する器具のことです。

③梵音具
宗教的雰囲気を高めるために使用される多くの鳴器です。

④僧具
僧が仏道修行の際、肌身離さず身につけて使用する道具のことを指します。

⑤密教具
真言密教で加持祈祷等に使用される道具類で、敵を殺傷する道具から転じて我々の煩悩を破る意味で使用されるものや、煩悩や俗塵を焼く護摩道具や音響を発して眠れる仏性を呼び覚ます道具、又、修法を完遂するための道場を浄め、荘厳する道具などがあります。

宮殿・厨子

京製 宮殿四・五尺
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宮殿(クウデン)は荘厳具のひとつでご本尊を安置するお屋形です。つまりご本尊の住居です。宗派により形が変わります。

【掲載画像】
大阪府茨木市 浄土真宗本願寺派寺院 2001年納入分より

七高僧厨子 修復
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浄土真宗ではインドの龍樹・世親、中国の曇鸞・道綽・善導・源信・源空の七人を特に高僧と呼び、浄土宗立宗にとっての大きな功績をたたえています。

【掲載画像】
大阪市東淀川区 浄土真宗本願寺派寺院 2004年納入分より

京製 開山厨子四尺
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開山(カイサン)とはその宗派を興した人で、宗祖とも呼ばれます。この宗祖をお祀りするお屋形が開山厨子です。

【掲載画像】
大阪府茨木市 浄土真宗本願寺派寺院 2001年納入分より

須弥壇

京製 和様須弥壇 八尺
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須弥壇は荘厳具の代表格で仏典に出てくる世界の中央に聳え立つスメール山を表現しています。仏具の中でも最も重要なもので、寺院でも内陣の中央に配置されます。なお、仏壇の『壇』という字もこの須弥壇の『壇』から取られています。

【掲載画像】
大阪府茨木市 浄土宗寺院 2000年納入分より

唐様須弥壇 四・五尺
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須弥壇は来迎柱の寸法に合わせて、須弥壇のコーナーをカットしてピッタリと据え付けるため高い技術が必要とされます。

【掲載画像】
大阪市淀川区 浄土真宗本願寺派寺院 2002年納入分より

国産和様須弥壇 八尺
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須弥壇はの材料は杉や紅松が使用され、各宗派により形が変わります。この和様須弥壇は蓮弁がつき、格狭間には鳳凰の金箔 彩色が施されます。段上には高欄が置かれます。須弥壇上には各宗派の如来が安置されます。宮殿を置き、その中に安置するのが一般的ですが、直接如来を安置 することもあります。

【掲載画像】
大阪府茨木市 浄土宗寺院 2004年納入分より

鉦鈷

京製 鉦鈷
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梵音具のひとつで読経と共に用います。仏教でも舞楽で使用される笙(しょう)や篳篥(ひちりき)が使用されます。

【掲載画像】
大阪市淀川区 浄土真宗大谷派寺院 2005年納入分より

太鼓

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楽太鼓は実際に使用されます。見事な装飾が施されています。

【掲載画像】
大阪府箕面市 浄土真宗本願寺派寺院 2004年納入分より

天蓋

京製 雲型仏天蓋三尺
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天蓋とは荘厳具のひとつで頭上のに吊るす仏具です。仏天蓋は本尊、如来の上に吊るす荘厳具です。インドは暑い国ですので強い陽射しを防ぐ傘蓋(パラソルの様なもの)と考えられます。

【掲載画像】
大阪府茨木市 浄土宗寺院 2000年納入分より

京製 バレン付人天蓋三・五尺
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人天蓋は僧が座る登高座の上に吊るす、上記と同じ意味合いの荘厳具です。

【掲載画像】
大阪府茨木市 浄土宗寺院 2000年納入分より

天井絵

京製 花丸天井絵
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寺院の天井の格子の間に装飾として嵌め込まれ、金紙に日本絵具で描いたものや木に彫刻されたもので、主に植物が丸く描かれています。

【掲載画像】
大阪市東淀川区 浄土真宗本願寺派寺院 2004年納入分より

灯篭

京製 菱灯籠

荘厳具の吊燈籠のひとつで菱燈籠は外陣の中央に天井から吊るし、照明の役目を果たします。真鍮の板を唐草模様に切り抜いて、中には和紙もしくは薄いアクリルの板が嵌め込まれています。

【掲載画像】
大阪市東淀川区 浄土真宗本願寺派寺院 2004年納入分より

銅像

京製 蓮如上人像六.五尺
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宗祖や、特に布教に貢献した人物の銅像が境内に安置されます。浄土宗では西方浄土と言われ、西向きに置かれることが多いです。

【掲載画像】
大阪市(東淀川区) 浄土真宗本願寺派寺院 2004年納入分より

幢幡

国産幢幡六尺
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幢幡は、幡(ハタ)を意味し、似たものには和幡や唐幡といい布製や金属製で平面のものもあります。人天蓋の横に吊り下げられる荘厳具です。

【掲載画像】
大阪府茨木市 浄土宗寺院 2004年納入分より

お内仏工事

お内仏工事一式 (東本願寺仕様)

お内仏とは、お寺のご住職の住居(庫裡/クリ)に祀られるお仏壇のことです。写真は仕込仏壇仕様となっています。

【掲載画像】
大阪市(淀川区) 浄土真宗大谷派寺院 2004年納入分より

納骨壇

アルミ製納骨壇
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最近はお参りされる方が便利なようにと多くの納骨壇が作られ、納骨される方が増えています。

【掲載画像】
大阪市(淀川区) 浄土真宗大谷派寺院 2005年納入分より

仏像

京製 本山仏師作 西阿弥陀像一尺六寸五分
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ご本尊は各宗派により異なります。たいていは如来が本尊で、寺院では仏像を用います。本山仏師とは特別に浄土真宗本願寺派で認定された少人数の仏師のことです。

【掲載画像】
大阪府茨木市内 浄土真宗本願寺派寺院 2001年納入分より

フッ素・セラミック加工

具足類
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光っているお仏具は真鍮製のものが多く、放っておくと酸化して黒くなります。通常はお磨きといってご住職や檀家有志が磨 き上げます。フッ素加工やセラミック加工は真鍮表面を塗膜で覆い、酸化を防止し、変色しないように加工するという技術によって、長期にわたって変色させず に使用することが可能です。

【掲載画像】
大阪市(西区) 浄土真宗大谷派寺院 2005年納入分より

梵鐘

京製 梵鐘百八十貫
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梵鐘は梵音具の代表です。もともと仏教教団生活を管理するためのものから変化し、寺の存在を示したり、時を知らせたり、儀式の合図等に使用されるようにな りました。鐘楼に納められる梵鐘は軽いもので250㎏、重いものでは1㌧を超えるものまであります。400~500㎏のものが多く、納入には特殊な技術が 必要です。

【掲載画像】
大阪府茨木市 浄土宗寺院 2004年納入分より

前机

京製 春日型前机六尺
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前机(又は前卓)は、須弥壇の前に配置される最も大きな机でこの上に具足と呼ばれる香炉、花立、火立がのせられます。

【掲載画像】
大阪府茨木市 浄土宗寺院 2000年納入分より

京製 六鳥型前卓五尺
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前机も宗派により型が違ってきます。浄土真宗では、金箔を押した三鳥型や六鳥型が多く用いられます。

【掲載画像】
大阪府茨木市 浄土真宗本願寺派寺院 2001年納入分より

六鳥型前机修復
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金箔を押しかえて、彩色を描き直すと新品同様に再生します。

【掲載画像】
大阪市東淀川区 浄土真宗本願寺派寺院 2004年納入分より

国産春日型前机六尺、上卓、導師机、焼香机類
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前机の手前、人天蓋の下に登高座と呼ばれる僧侶の座る席を配置し、僧侶を囲むように多くの机が並び、仏具が置かれます。

【掲載画像】
大阪府茨木市 浄土宗寺院 2004年納入分より

巻き障子

京製 巻き障子
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内陣と外陣を分けるのが障子です。大きなものですので建て付けをきちんと整えるには高度な職人の技術が必要とされます。

【掲載画像】
大阪市内(東淀川区) 浄土真宗本願寺派寺院 2004年納入分より

京製 巻き障子 (ローラー)
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最近では開閉のスムーズなローラー障子が多く取り入れられるようになりました。

【掲載画像】
大阪市内(東淀川区) 浄土真宗本願寺派寺院 2004年納入分より

余間金襖

京製 雪松(右余間)
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寺院では内陣の脇が余間(ヨマ)と呼ばれるスペースとなっています。この余間には本金紙にみごとな日本画の襖絵が京絵師により描かれることがあります。

【掲載画像】
大阪市内(東淀川区) 浄土真宗本願寺派寺院 2004年納入分より

京製 雪梅竹(左余間)
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【掲載画像】
大阪市内(東淀川区) 浄土真宗本願寺派寺院 2004年納入分より

御簾

御簾
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簾(すだれ)の最高級品で尊称を用いて御簾(みす)と読みます。
寺社仏閣などの高貴な場所に掛けられ、神聖な領域との結界を示すとされています。

【掲載画像】
大阪府摂津市 浄土真宗本願寺派寺院2016年納入分より