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稲佐の浜~大阪の国産仏壇専門店・翠光堂~

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こんにちは。翠光堂です。

出雲大社にお参りする前に行きたかったのが、ここ

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稲佐の浜~

出雲大社から西に一キロほど行った所にあります。自転車だと10分くらいかな?歩いたら20分くらい?国譲り・国引きの神話で知られる浜です。

国主大神と建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)が国譲りの交渉を行ったと伝わる屏風岩があり、戦うことなく国を譲った大国主大神の、「和を尊ぶ」こころがあるそうで、まさに和平の象徴の様な場所です。

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因みに画像に写る大きな岩は「弁天島」という島で、かつてはもっと沖にあり「沖ノ御前」や「沖ノ島」とも呼ばれていたそうです。今では水位の変化で浜辺が広がり、潮の加減では島の裏までいけるようになっています。

島上にある社には、神仏習合の時代には「弁財天」が祀られていましたが、明治以降は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が祀られています。

旧暦の10/10は、この浜から全国の神様をお迎えするそうです。そこからなのか、この弁天島のふもとの砂を一すくい持ち、出雲大社の決められた所にその砂を納め、その砂箱の砂を納めた量より少なく持ち帰るという風習があるそうなんです。

砂を神様に見立てて、出雲大社までお連れし、また持ち帰り家に神様をお迎えする…という解釈なのかな。特に伝承はないそうで、民間信仰とのこと。もちろん、僕も砂を摂って大社さんへ向かいました。

因みに、出雲を満喫するため、今回はとても早起きをして行きました。この稲佐の浜に着いたのは朝の8時くらい。お昼前後はもっと人がいそうですね。