オフィシャルブログ

鏧子(けいす) ~翠光堂仏壇店~

Share on Facebook
LINEで送る

ご寺院様のご本堂でよく目にするこちらのお道具、

鏧子(けいす)といいます。銅製が多いです。

大きさにより『大鏧(だいけい)』・『小鏧(しょうけい)』と呼ばれます。

棓(ばい)という道具で打ち鳴らしますが、タイミングは導師様の動きに合わせるのが基本で、

お経の終了を示したり礼拝の合図になったりします。

「ゴーン」と鳴らすだけではなく、「ガッ」と余韻を消すように鳴らす押鏧(おうけい)や

「カチリ」と鳴らす捺鏧(なっけい)など、鳴らす方法もさまざまです。

それぞれの大きさの鏧子に合った、力加減と角度で打つと美しい音が出ます。

ご本山にある鏧子はかなり大型で、棓もずっしりと重く打つのが大変なため、専任の方がいらっしゃるそうです。