日別アーカイブ: 2023年3月9日

こんにちは。翠光堂です。

世界遺産にも指定されている臨済宗天龍寺派の大本山「天龍寺」開基（創立者）は足利尊氏、開山（初代住職）は夢窓疎石である。足利将軍家と後醍醐天皇ゆかりの禅寺。

法堂（はっとう）の雲龍図が拝観できました。

どこから見ても、鑑賞者のほうを睨んでいるよう見える八方睨むの龍として描かれています。龍は仏教を守護する異教 8種の神・八部衆の一神に数えられ、法の雨（仏教の教え）を降らせると言われています。水の神でもある龍は、木造の建物を火災から守るものとしても描かれているそうです。

法堂には、めちゃくちゃ大きな涅槃図も飾られていました。修復に出されていたようで、後悔は五年ぶりで3/26まで公開との事で、見れてラッキーでした。

よーく見ると、全て刺繍で描かれています。糸で描かれていると思うと、とてつもなく緻密で途方もない仕事だと感じます。涅槃図には多くの動物も描かれているのですが、この天龍寺の涅槃図には猫が描かれていました。その案内を見てから、隣のマダムと猫探しｗ黒くて大きな猫が鎮座していました。貴重な物を拝見させて頂きました。

お寺を出たら、どこか心洗われた気がして、そこからの足取りも軽かったです。